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〇 森林環境教育


1 森林環境教育事業の概要
 県では、持続可能な森林環境を形成し、維持管理していくためには、県民の森林・林業に関する
知識と理解が深まり、未来にわたって「森林をまもり育てる意識の醸成」を図ることが必要である
と考えています。

 この事業では、未来を担う子供たちが、森林・林業の果たす役割や重要性について理解を深め
るため、林業普及指導員が中心となって、学習や体験活動を実施しています。

 また、学校教育や地域学習の機会を活用した自発的な森林環境教育を推進するため、小中学
校等の教職員などを対象に、森林の役割や保全の重要性等の学習、体験活動の実施方法を
習得するための指導者研修も実施しています。

2 これまでの成果

令和3年度は17校で、各学校の要望に合わせて各種体験を組み込んだ森林環境

教育を実施しました。


令和3年度実績はこちら

森林・林業学習               国分小寿北小奄美高
森林・林業学習+木工体験                 飯牟礼小
森林・林業学習+木工体験+林業現場見学           高来小
森林・林業学習+木工体験+しいたけ駒打ち体験   清和小大根占小
森林・林業学習+木工体験+しいたけ駒打ち体験+植樹体験   吉松小
森林・林業学習+木工体験+植樹体験+林業・木材産業現場見学 柏原小
森林・林業学習+しいたけ駒打ち体験+植樹体験        西野小
森林・林業学習+樹木観察           鹿児島情報高蒲生高
森林・林業学習+樹木観察+樹木配置図作成          恒吉小
森林・林業学習+林業・木材産業現場見学         れいめい高
木工体験+植樹体験                     川床小
木工体験+しいたけ駒打ち体験+林業・木材産業 現場見学    持留小
木工体験+しいたけ駒打ち体験+ 自然観察          阿室小中

3 令和4年度の取組
令和4年度は20校で森林環境教育に取り組みます。

その他にも、各地域の森林・林業活性化センター(一社)林材協会による木工体験が開かれてます。

4 指導者養成講座
未来を担う子どもたちの森林を守り育てる意識の醸成を図るため,小中学校等の指導者に
対し,森林環境学習の意義や学習方法,体験活動の手法の習得に必要な研修を実施します。

(1) 日 時:令和4年8月18日(木) 13:30〜17:00(オンラインによる研修)

                                19日(金) 10:00〜12:00(野外実技)

(2) 会 場:自宅・職場等    (1日目:オンラインによる研修)

       県森林技術総合センター(姶良市蒲生町上久徳182-1) (2日目:野外実技)

  (3) 定 員:20名
  (4) 参加者募集締め切り:令和4年7月21日(木)
 

 詳しくはこちら  申込書

5 自由研究課題のヒント

 こちらでは、子ども達に向けた自由研究に関する内容を紹介しています。

木の名前を調べてみよう
   私たちの周りにある様々な木は、葉っぱの形でその種類を見分けることができます。
 そこで、身近な木の葉っぱを集めて、植物標本を作ってみよう!
 
【調べる方法(例)】
 @ 葉っぱを集める
 A 葉っぱを新聞紙にはさんで乾燥させる
 B 乾燥した葉っぱを台紙に貼り付ける
 C 葉っぱの特徴を観察して、図鑑やインターネット等で名前を調べる
 D 名前や採取した場所等をラベルに書いて、台紙に貼り付ける
・植物標本をつくろう(PDF形式)
・植物採集のコツ(PDF形式)

竹について調べてみよう
 竹は1年で大きくなり加工しやすいことから、古くから様々なものに利用されています。(ちなみに、鹿児島県は竹林面積全国一位)
 そこで、竹の種類や、どのように利用されているか、調べてみよう!

【調べる方法(例)】
 @ 竹の種類や特性(モウソウチク、マダケ、ホテイチクなど)
 A 建築用や農業用の資材として利用(竹垣、竹竿、竹炭など)
 B 工芸品や玩具として利用(かご、食器、楽器、竹馬、水鉄砲など)
 C 食料として利用(たけのこ、メンマ、パンダのえさなど)

 このようなことを、図鑑やインターネット等で調べて、実際に使ったことがあるのか、家族や近所の人に話を聞いてみよう。

●キノコについて調べてみよう
 しいたけやエノキタケなどのキノコは、元々、山の日陰などに生えている植物ですが、今はスーパーなどのお店で1年中売られています。
 そこで、一番身近に生産されているキノコであるしいたけについて、どのように育てられているか、また、おいしい食べ方などを調べてみよう!

【調べる方法(例)】
 @
しいたけの育て方(原木栽培、菌床栽培)
 A 生
しいたけと乾しいたけ(特徴の違い、乾しいたけの作り方など)
 B
しいたけがおいしい理由(しいたけに含まれる旨味成分など)
 C 料理方法(鍋の具材、焼いて食べる、吸い物の出汁など)

 このようなことを、図鑑やインターネット等で調べて、実際に
しいたけを作っている人や、家で作るしいたけ料理について、話を聞いてみよう!

●木材の特徴について調べてみよう
 木材は鉄やコンクリートよりも軽く、手軽に加工できる材料です。住宅の柱や床、家具など様々な箇所に利用されています。
 そこで、木材の特徴について、他の素材と比べてみよう!

【調べる方法(例)】
 @ 木、鉄板、ガラス、コンクリートなどの板を準備する
 A それぞれの板をさわって感触を調べる(つるつる、ざらざらなど)
 B それぞれの板のにおいをかいでみる(においがある、無臭など)
 C それぞれの板の重さを比べる(できるだけ同じ大きさで比べる)
 D 切ったり、つなげたりする方法を調べる
 E あつい場所やさむい場所に放置して、板の温度を調べる(放置してからの時間と温度の変化を記録する)
 F 同じ高さからボールをそれぞれの板に落として、どれくらいの高さまでバウンドするか
 G 懐中電灯で強い光をそれぞれの板にあて、それぞれの板はどう見えるか

 このようなことを調べて、結果を表やグラフにまとめてみましょう。また、木材の特徴を活かして、本棚や椅子などを自分で作ってみましょう。

●【高学年向け】最近よくSDGsという言葉が話題だけど,森林・林業ではどうなっているのかな?

 林野庁ホームページをみると、さまざまなSDGsに関する取組が紹介されています。
 その中でも、街中で観察できるものとして、「06 木材を活用したくつろぎ空間づくり」があります。

 あなたの地区には、木材を利用した公共建築物やお店がどのくらいありますか。どのくらい木材を利用しているか調べてみましょう。
(注意:建物に入るときは、所有者の許可をとって調べてね。)

森林×SDGs:林野庁 (maff.go.jp)
鹿児島県/かごしま木造公共施設事例集(平成30
年3月作成) (pref.kagoshima.jp)

●【高学年向け】私の呼吸から生じた二酸化炭素でどのくらいの大きさの木材ができるのかな?
 樹木は、呼吸により排出される二酸化炭素を吸収して、その中の炭 素を体内に閉じ込めており、この炭素が固定された木材を適切に使っていくことが、地球環境を守るためには重要なことです。鹿児島県木育インストラクター吉崎和穂さん(鹿児島市)による と、幼児の場合、1時間あたりの二酸化炭素の吸収・炭素固定された木材は、3×3×2cmまたはφ3×2.5cm相当になるそうです。

 家の中にある木製品の重さや大きさを量ったりして、何日分になるのか、調べてみましょう。

(1日あたりの二酸化炭素中の炭素を固定した木材重量は、成人:514g、幼児170g(大人の1/3)、比重0.4で計算しています。※ここでいう比重とは、1立方メートル(1m×1m×1m)の木材が400kgになることを示しています。)







6 参考資料

・ 場内版 ドングリ図鑑
・ 樹木名前図鑑